週刊マスカッツ批評 第7回放送分

演出も作家も監督も、手を抜かないでくれ!
d0151584_04354112.jpg




 
d0151584_04353982.jpg
 自己紹介の回を終え、初代との儀式を済ませ、いよいよ本番といった感じの第7回であります。今週はやっと長打が出たなあと、ほっとするところがございました。
d0151584_04355005.jpg
 由愛可奈がフィーチャーされる回であり、個人的には嬉しゅうございました。
 泣きキャラとしては当然先代の麻美ゆまがいるわけですけれども、彼女と異なるスタイルで打てているのが好ましいです。「号泣系」とでも言いましょうか。うわーん、と泣く感じが麻美ゆまと被らない形になっているため、新しく映ります。

 演出についてはどうも、詰めの甘さが目立ちます。新番組としてスタートしてから一貫して、なんだか演出が甘いのです。おいおい触れて参りましょう。
d0151584_04354767.jpg
 品川乱入、というのは、ツイッターにおけるマッコイ監督とのやりとり、そして次回予告の感じから読めたし、その怒りの内容も読めていたので意外性はありませんでしたが、「芸人・品川」のはたらき自体は有用なものだったと思います。

 考えてみるに、おぎやはぎにせよ大久保さんにせよ、強いつっこみはしないスタイルです。だからこそ、品川のような声を張ったつっこみというのは、マスカッツの番組においては稀少なんですね。声を張るつっこみというのはボケを大きく見せるはたらきがあるので、彼のような芸人はある意味で、おぎやはぎよりも適しているのです。今のマスカッツにとっては。
d0151584_04355447.jpg
 ぶーぶーいちゃもんをつけながら、なかなか言えずにいておぎやはぎたちにいなされる、という台本はよかった。あのまま行ってくれて、適宜マスカッツの手紙につっこんでくれればそれでよかった。だからこそ、演出の不備が気にかかってならない。
d0151584_04354913.jpg
d0151584_04354681.jpg

 手紙のくだりにしてもね、彩乃ななはいいですよ。トップバッターはふりですからまともでいい。なんで由愛可奈以外、崩させない? いや、それでも二番目の桃乃木かなの部分はわかる。あそこは品川乱入があるから、演出の軸を守るためにまともでいい。四番手の小島みなみのところで、なぜ作家は手を入れない? 何の笑いもないじゃないですか。
d0151584_04355256.jpg
 由愛可奈は非常に良かったんですよ。泣き崩れたうえに、「えっ、そんな話なの?」ということで、「悲しい話と見せかけて笑わせる」という方向に行ったわけです。で、この企画自体がそうあるべきものでしょう。そこに笑いの要素がこもるわけでしょう。小島みなみはいくらでもやりようがあるはずです。独特の声という武器があるのだから、作家の本によっては、「哀しい話なのに声のせいで笑っちゃう」ような内容もできただろうし、ちょっとずれた話にもできた。あそこでなんで手を抜くんだ? 考えられない。
d0151584_04353617.jpg

 そのあげく、品川に二分もかけて、手紙を読ませる必要はない。時間がないというふりをしていたし、編集で切るなんてふりも入れていたわけだから、三十秒くらいしたら横やりをいれて切ってくれるのかと思いきや、ガチで読ませたからびっくりしました。はっきり言って放送時間の無駄です。演出的な手抜きです。品川のメッセージは最初にもう伝わっているのだから、あらためて言う必要はない。満足に言えずじまいで終わる、が笑いを生むんだろうが! 
d0151584_04354238.jpg
 品川が悪いんじゃない。マッコイ監督がだらだらやっているんです。頼むからしっかりしてほしいです。最後のところは「MV監督:品川庄司」でいいじゃないか。そこでひとつ笑いができるじゃないか。ガチで直してどうするんだ。それは来週からでいいんだよ!

 品川のMV問題については二つ前の記事で触れているので繰り返したくないのですが、今週がこういう回だったので仕方ありません。MVのことで出てくるなら話がある。

記念すべきデビュー曲「TOKYOセクシーナイト」のフルヴァージョンを、dtvで観ることができるのですが、いやはや何度観ても腹立たしい。うまく撮れていない。いや、被写体がいいのでそれなりに形にはなっているわけですけれど、まるで魅力を活写していない。ああいうものを撮ったうえでいけしゃあしゃあと番組に出てくるとなると、そりゃ嫌われるのも無理はない。

 夜のデコトラ、というイメージ自体はいい。セクシーナイトと言いつつ朝焼けのショットはどうなのだと思うけれど、これからのグループにおける夜明けを暗示しているのならそれはそれでいい。問題は、決めショットがあまりにも少ないことです。「バナナ・マンゴー・ハイスクール」のPVを100回観ろ! 「親不孝ベイベー」を200回観ろ!

 個々のフレーズで個々のカメラ目線で決める、ないしはサビの部分ではしっかりと正面から全体を押さえる。決めショットはそれだけでいい。何の技巧もいらない。それで個々のメンバーがきちんと残るし、印象に残るものになる。そういう真正面の演出すらできず、弛緩した斜めからの定点ショットばかりを入れてはカットばかり切っている。なんでこのメロディのこの画なの? なんでこのフレーズの瞬間にこの画なの? いちいち指摘するのも面倒なくらいにそういうのがいっぱいある。マッコイ監督もマッコイ監督です。なんで彼に撮らせる? 何の意味がある?

 マスカッツはぽっと出の、代替可能なひな鳥たちではない! ひとりひとりがAVで二時間なら二時間、体ひとつで観るものを満足させうる最高の被写体だ。それを品川は集団でしか捉えていない! そうでないというのか? ならばなぜあんな撮り方になる?
d0151584_04353768.jpg
 品川は芸人としては、今のマスカッツにとって味方たり得る人物です。なんなら大久保さんと替わってもいいくらいだと思います。ただ、起用法が決定的にまずい。現段階で言えば、マッコイ監督は以前のような切れ味を逸している。いったいどうしたのか?
 次週はどうやらやっと、およそ一ヶ月ぶりに二代目マスカッツのみでの企画を用意してくれているようです。そこに大いに期待しております。葡萄の木に実りあれ!

[PR]
by karasmoker | 2015-11-19 23:00 | 恵比寿マスカッツ | Comments(0)
←menu