週刊マスカッツ批評 第10回放送分

「全体回」を観たいものの、「ひとり回」としては面白かったです。
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 完全に由愛可奈の回でありました。
初代における一人舞台と言えば当然、麻美ゆまのリサイタルが思い起こされ、他にもアッキーのチョコレートパーティ、かすみ果穂の初登場回、あるいは里美ゆりあのADなどがありました。

 あのような形の「ひとり回」をつくるのは、二代目でもぜんぜんアリだと思います(スーブー以外)。ああいう風にキャラクター付けというか、その人その人の世界観づくりみたいなものを、推し進めていってほしいと思います。
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 ネタはもう少し練ってほしいところ、というのはあるのですが、でもまあ、一番最初の「おねがい!マスカット」時代だって、ぜんぜん練られていないものはあったし、いろいろとやってみるのがいいのでしょう。正直なところ、やってることはガキの使いの七変化と同じなのですが(牛乳のアレって誰かやってなかったっけ?)、訳のわからない方向、馬鹿馬鹿しい方向にアクセルを踏むのはいいことです。
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 惜しむらくは、由愛可奈と他の出演者の絡みをつくっていなかったところ。麻美ゆまのリサイタルのひとつの醍醐味は、麻美ゆまが観客となっている出演者を困らせる部分にもあったわけで、そういう工夫はあってほしかったですね。トランプのくだりは不発でしたから。編集をもっと詰めましょう。グダグダを面白がるには、まだ歴史がないのです。
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 あと、これは二代目になってから続いていることなんですけれど、どうしても「お客さん化」してしまう部分が気にはなります。もっと演者同士をぶつけあっていいはずなんですけど、そこでのケミストリーがまだ出てこない。そこにまずは注力するのが筋で、「ひとり回」はもう少し待ってもいいんです。そういう意味では、今のマスカッツに何が必要なのか、というところをスタッフがどこまでわかっているのかはやや心配ではあります。ひとり回より先に、全体回をどんどんつくっていくほうが盛り上がっていく。そう考えると前回のリップじゃんけんは悪くなかったし、なんなら今一度「可愛い甲子園」を放り込んでいいと思うんですね。
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 初代と同じことはしたくない、というのはわかるけれど、成功例はどんどん活かしていっていい。そこの変なこだわりは捨てていいですから。で、ある程度色が出てくるなりスキルがつくなりしたら、「小奥」みたいなのを出してきてもいい。面白ければ、何だっていいわけです。
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 今のところ、二代目になってからショートコーナーってまったくつくっていないんですね。アッキーのファンシークッキングとか、麻美ゆまと藤浦めぐの「占いナンバーワン」とかプルカワの漫才とか、あの辺の二、三分でつくれるコーナーをもっと入れていけば、いろんなメンバーのいろんな面が活かせるんですけど、その入れじろを曲のPVで埋めてしまっている。もったいないことをしています。ネットにおける「ハイアングルくんとローアングルくん」はあれはあれでいいけれど、ああいう部分にショートコーナーを回してもいいわけです。とにかく個々人の見せ場をつくってほしいと思います。

 M-1の漫才なんかでも思うことですが、「もうワンテンポ!」というのがあります。
 全体をもうワンテンポ上げる、ネタを詰めることでもっと面白くなるのに、がまだまだ溢れている。マッコイ監督、もっともっと煮詰めてください。ともかくも、当ブログでも取り上げ、北海道で放送中の「新よるたま」でもおなじみの由愛可奈がはねていくのは、嬉しいことであります。
 葡萄の木に、実りあれ!

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by karasmoker | 2015-12-11 23:00 | 恵比寿マスカッツ | Comments(0)
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