マスカットナイト 第19回放送分

事前に考えさせる必要。マッコイがスーブーを推す理由。
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「ドンガラガッシャン選手権」という新企画の回でした。
 初代でも時々やっていた、一斗缶のズッコケを企画にしたものです。新しいフォーマットを団体芸でやろうという、その心意気やよしです。大久保・阿佐ヶ谷の置き位置も可でした。
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個人的にはそれほど感じ入る企画ではなかったのですが、バラエティらしいことを大人数でやらせているのは好ましいところですし、湊莉久や由愛可奈あたりをコント仕立てに持っていく姿勢もよい。
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 気になる点は、メンバーがぜんぜん喋れていないところですね。皆がまるでロボット的に振る舞わざるを得ないのです。ここにひとつ、番組製作上の改善点がありますね。
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 あのー、今回に限らずだと思うんですけど、メンバーのインタビューなどを目にする限り、事前には企画内容を知らせない方針でやっているようなんですね。で、メンバーが突然の事態に巻き込まれていく様を楽しむと、まあそういうやり方なのでしょう。それによって生み出される面白さもあるから、それはそれでアリではあります。
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 でも、ある程度は先に内容を告げて、仕込んでいったほうがいい場合もあるはずです。 今回で言うと、メンバーが喋れずにいるというのがもったいないんです。どういう風に振る舞えばいいのか、掴むのに必死で、目の前の企画を成立させることだけに気が取られてしまう。
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 今回の企画で言うと、「一人一人に意気込みを聞く」なんてくだりがあれば、さらに面白くなったと思われます。馬鹿馬鹿しい企画にもかかわらず、やたら気合いが入っているやつがいたり、誰かをやたらライバル視していたりとかね。その辺で綾がついてくるし、馬鹿馬鹿しさにも弾みがついたんじゃないかと思うんです。


 でもそれって、いきなり企画の中に放り込まれてもなかなか言えるものではない。だから、わずかでもいいから事前に打ち合わせておいて、何かコメントを用意させておけばいいんです。で、いいコメントだけ取り上げて放送すればいいわけです。引きのある一言を言える練習。いきなりアドリブは無理ならば、考えさせてやっていい。そうでないと、マッコイ監督の設定した枠の外にぜんぜん出て行けない。
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 そういえば、「おねがい! マスカット」時代には、かなりプロレス的な要素を入れていたんですね。というか、まんまプロレス好きなんだなというのがわかる演出も織り込んでいた。アッキーにアントニオ猪木の名言を言わせたこともあったし、それこそ実際のプロレスラーが乗り込んできて、有吉を成敗するような展開もあった(覚えてる人はなかなかの通人ですね)。別にそういうものを入れる必要はないけど、プロレス的に盛り上がっていくのは番組に面白みを持たせていたし、ブラックマスカッツなんてのはまさに悪役レスラー的な存在だったわけです。

 同じことをする必要はない。言いたいのは、たとえばああいう風な形で、もっと盛り上がるやり方を考えてほしいということです。こうすればもっと面白くなる、ああすればもっと面白くなる、そう思わせる隙が、今の番組には多いんです。だから毎回ぼくは、ここでだらだら書く羽目になるんです。

 もしかしたら、マッコイさんも、その辺の体力がなくなったのかなあという気がしてしまいます。そろそろ改変期が近づいてきているので、そこはかとなく不安が募るんですね。

 さて、後半はまたぞろスーブーを取り上げていました。
 あれは前の裁判の続きを放送しただけなのでしょうけれど、それにしてもなぜこれほどスーブーを取り上げるのかなあと、冷静に考えてみたいと思います。
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 ひとつには、スーブーが属している「マーガリンズ」のことが、マッコイさんの頭にはあるんでしょう。
 マーガリンズとは、二代目マスカッツが始動するより前に、彼が立ち上げたユニットです。どうやらもうすぐ公演があるらしく、そこでダメなら解散だ、みたいなことになっているようなんですね。小耳に挟んだところでは、客入りが悪ければマスカッツからもクビにするぞ、とマッコイさんが言っているそうです。
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 マスカッツから離れて、アイドル一般について少しお話ししましょう。

「何位以内に入らなければ解散」みたいなのって、ありますよね。あれがどこから始まったのか知らないけれど、ぼくが知っているのはウッチャンナンチャンのバラエティ「ウリナリ」の辺りからです。ポケットビスケッツが出てきて、何位以上じゃないと解散させるぞと脅されて、千秋が泣きわめくのを楽しく見ていた覚えがあります。あの企画が盛り上がって、その後には「雷波少年」のサムシング・エルスがあったり、そのほかにも「何々できなければ解散」的な企画が人気を博した。

 他方、この頃の時期にはあのモーニング娘。が始動していて、何万枚売ればメジャーデビューだ、みたいな企画で台頭し始めていた。「ASAYAN」でナイナイに挟まれながら、「さあ今回のシングルは何位だったのか!? 」みたいな盛り上げ方で、音楽シーンの話題を集めてもいた。

 ああいうのはね、番組を絡めたひとつの企画として、面白かったし、成立していたと思うんです。「ウリナリ」はそれこそ、普通の小学生が署名を集めてポケビを継続させようとしていたり、なんというか、バラエティがもたらすお祭り感として楽しめたんです。

 でもね、最近あるような「○○できなければ解散」というのは、もう違うんですよね。
 そういうのって、言ってしまえば、アイドルのみならず、ファンに対する脅迫行為なんです。「おまえたちが買わないとこいつらは終わっちゃうぞ? どうするんだ?」みたいなスタイルというのは、延命措置としては機能しても、まったくファンを楽しませていないんですよ。それはもう脅迫でしかないんです。ファンとアイドルが、脅迫的な関係になってしまうんです(この脅迫関係を巧く利用したのが、AKB総選挙です。AKBはそこがすごい。国家が「愛国心」を醸成させるのにも似た、天才的な狡猾さです)。
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はっきり言えば、「○○できなければ解散」ということを仕掛けた時点で、末期です。
 その意味で、マッコイにおけるマーガリンズはもはや末期なんですが、彼は彼でスーブーを巻き込んでしまった責任上、なんとか公演に客を入れてやりたい。そういう思惑があるんじゃないかと思うんです。今回のスーブーの罪状も、「ネットでまとめをつくっている」というものでしょう。あれを放送すれば、まとめを見に行く視聴者も出て、マーガリンズを周知させることもできるわけじゃないですか。

 マッコイさんのスーブーゴリ押しには、その辺の事情があるんじゃないかなって、ちょっと思うんです。もちろんこれはすべてぼくの想像、あるいは妄想ですから、「そんなこと考えてねえよ」ということかもしれませんが、だとすると余計に問題だよ! 何の意図もなく、スーブーばっかり出してたらそのほうが問題だ! 今回の後半では、つくづく彩乃なながいてくれてよかった!
 ああ、彩乃ななは可愛いなあ!(やけくそ)
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 もっともっと喋らせていいし、キャラ付けを広く行っていってほしいです。次回は今まで映されなかった、楽屋部分が観られるようです。濃いめのファンとしては、そういうのはお得感が高いのでグッジョブです。ともかくも、葡萄の木に実りあれ!


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by karasmoker | 2016-02-18 22:00 | 恵比寿マスカッツ | Comments(2)
Commented by みけーれ at 2016-02-27 12:13 x
彩乃ななよかったですね。頑張って笑いをこらえようとしてるのが(初代を彷彿とさせて!)嬉しいです。二代目はみんな割と躊躇なく笑うのがいつも若干不満で。
他のメンバーも徐々にキャラ付けしていって欲しいなあ。そして各自が言われなくても自分の役割を果たすようになれば・・・
Commented by karasmoker at 2016-02-27 21:12
言われなくても自分の役割を果たす。そのために必要なのはただひとつ、空気作りでしょう。そんなことはわかっている、とマッコイさんが言うのなら、「いや、わかってねえじゃん」としか言いようがありませんが。
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