カテゴリ:恵比寿マスカッツ( 48 )

皆さん、お願いです。
マッコイさんのツイッター番組サイトマスカッツサイト、何でもかまいません。
声を届けてください。番組改善の、要望の声を。

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このうえは、マッコイさんに、ビンタをも


 近頃は演出があまりに弛緩しているために、こちとらもまともに評する気になれず、観ながら舌打ちを繰り返すこと多々でありまして、更新も滞っていたのでございます。むろん面白い点もあったわけですが、もったいない部分が目についてなりません。

 ここ4回を振り返ります。


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 今週のマスカットナイトは総集編ということですから、あまり語ることもありません。
 お休みにします。

 それよりも、5/4に開催されました「DMMアダルトアワード2016」について語ってみようじゃないかと思います。
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ちなみにぼくの予想を振り返ると、
 最優秀女優:大槻ひびき
 優秀女優:天使もえ
 新人女優:市川まさみ
 特別賞:紗倉まな
 話題賞:三上悠亜
 スペシャルプレゼンター賞:伊東ちなみ
 メディア賞:葵つかさ
 でした。

 実際の結果を見ていきましょう。

 予想が的中しました。最優秀女優賞は大槻ひびき
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 ここはそりゃ、大槻ひびきが獲るべきでしょう。AV女優の格としては、やはりノミネート女優の中で頭ひとつ抜けていたと思います。上原亜衣、湊莉久とキカタン受賞の流れは今回も健在。DMM(CA)は自社専属の女優ではなく、業界全体への功労者をきちんと祝福するのだなと、いちだんと頼もしさを覚えた次第です。

 受賞コメントにもありましたが、大槻ひびきは「ド企画」からの決して華々しくないスタート。デビューは2008年のベテラン組。それがこうした場で一位を射止めるというのは、まことによいことであると思います。AVは単体的なもの=アイドル的なものの魅力ももちろん大きいのですが、それとは別に、企画や行為性、肉体言語によって魅せるメディアであります。そこでの活躍がこうしてきちんと評価されることを、非常に喜ばしく思っております。
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 そして第二位。優秀女優賞は、前の記事でも個人的に希望していた、AIKA
受賞は難しいのではと勝手に思っていたのですが、いやはや嬉しい誤算というか、キカタンが一位二位を射止めるというのは、この賞自体がどういう性質のものかを、知らしめてくれるようです。

 いまやDMMは戦国武将ではなく、業界全体を統べる幕府となりえたのです。
 自社の繁栄のみを願うのではなく、業界全体で活躍したものに権威を与える存在たり得たわけですね。今年の一位二位がキカタンという出来事は、その象徴であったように思います。

さて、新人女優賞。
 ぼくは市川まさみを予想していて、話題賞が三上悠亜ではないかと思っていたのですが、ここは予想とは反対になりました。 
 新人賞に三上悠亜、話題賞が市川まさみ。いずれもマスカッツのニューカマーで、一応ここは抜かりなく抑えているDMM。恵比寿★マスカッツプロジェクト。

 三上悠亜はなんとAVの販売において、配信、セル、レンタルの三冠を受賞したとのことです。そうなるとまあ、新人女優賞もむべなるかな、ですね。ただ、どこかもの悲しさもあります。言ってしまえば彼女は、「AKS系列でスキャンダルを起こし、居場所を追われた人」です。マスカッツの一員であるし、今後の活躍がとても楽しみではあるのですが、それですぐさま他のAVをなぎ倒してしまうのは、AV業界を愛するものとして悔しい気持ちもあります。ですがまあ、そうやっていろんなものを取り込んで、業界がさらに大きなものになるのなら、喜ばしいことに変わりはありません。マスカッツでのご活躍を応援しております。

 彼女が話題賞でなかった時点で、市川まさみ以外はないと思っていました。ここは順当なところ。それにしても、本当にマスカッツはうまくやっていますねえ。うむうむ。

 特別賞はJULIA。三年連続ノミネートとあって、この方も何か獲るかもな、と思ってはいたのですが、なるほどここに入ってきた。納得の受賞でありました。

 スペシャルプレゼンター賞は新人ノミネートから出るのかと思っていましたが、ここで葵つかさ。業界での実績もあり、S1でもあり、アイドル性を考えても、なるほどなにがしかの賞を獲ることに異議はありません。

 メディア賞に紗倉まなが来ました。
 露出も多いし、小説を出版したりもしているし、顔ぶれを見ても無冠はなかろうと思っていました。他の賞がないのなら、この線もあるだろうなと思っていましたね。うむうむ。
 ちなみに去年は小島みなみが獲っているので、SEXY-Jにおける「乙女フラペチーノ」コンビが獲ったということになります。

授賞式では特別ライブとして、恵比寿★マスカッツが登場しました。
「バナナ・マンゴー・ハイスクール」が最初の演目だったのですが、司会者には希志あいの、ノミネートの一人には佐山愛がいるということで、少しほろりと来てしまいました。
新生マスカッツになってからの新曲も披露され、ノミネート席のメンバーが応援している様を見ると、これまた温かい気持ちになるなあ、という次第でありました。

 さて…………こうなると、いや、うん、わかります。
 天使もえですね。
 候補者のマスカッツメンバーの中で、彼女だけが何も獲れなかったのです。S1の筆頭格であり、人気女優であり、マスカッツも出てきてとなって、これはとても悔しい結果であろうと思います。去年には新人女優賞を獲っているし、二年連続ノミネートなので、その意味では他の無冠の人たちよりは恵まれているのですが、ここにはなんというか、ねえ、うん。予想の段階で、ぼくは彼女の一位はないだろうと思っていたのですが、何かしらには引っかかると思っていた。ぼくだけではありますまい。これは悔しいでしょうねえ。

 キカタンにはドラマがあります。それこそ大槻ひびきのように、「ド企画」から上り詰めた人もいるし、AIKAのように、最初は美容師の副業だったのが、どんどんその世界の魅力を知っていたという人もいる。そうやって名を売ってきた人もいる。

 かたや、単体はデビューがある程度華々しいんですね。パブもあるし、事務所のバックアップもあるし、その意味ではアイドル的存在。でも、だからこそ、こういう場での栄誉が求められるところも大きいのです。単体のドラマもあるのです。特に天使もえは、マスカッツの中心メンバーでもありますからね。

 その意味では、天使もえが獲れなかったのは、これはこれでドラマティック。
 でも、これが演出だとするなら、DMMの底知れなさというものを見る思いです。

 正直、人気投票だけではないと思います。様々に事情を加味されての配置ではないかと思います。そのうえで、DMMは看板のS1(それも天使もえは生え抜きの専属です)を横に置き、キカタンに持って行かせた。ここはねえ、いいですねえ、うん。いい。

ともかくも、大槻ひびきが貫禄の受賞を果たしたことをここに言祝ぎ、AIKAが獲ったことを喜びたいと思っています。DMMが今後も業界の盟主として、そしてマスカッツがその象徴として、よりいっそうの繁栄のなされますことを、心よりお祈り申し上げます。
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こういう予想を外しまくる人間なりに、考えてみました。
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DMMが主催する、AV女優やAV作品への授賞イベントです。
ここでは、女優予想をしてみたいと思います。ふと思い立ったので。
では、さっそく行ってみましょう。

予想:
最優秀女優賞 大槻ひびき

・過去二回は上原亜衣、湊莉久とキカタンが受賞している(湊莉久は現在、teamzero専属)。
・キカタンに獲らせることは業界全体への配慮となる、というDMMの目配せを考慮。
・数字、実績とも受賞には文句なし。
・2008年デビューで,他に比べるとベテラン度が高いため、特別賞もありうる。

優秀女優賞 天使もえ
・S1の筆頭。昨年は新人賞を獲っている。白石茉莉奈が新人賞→優秀賞となったことから考えても妥当な線。
・主宰者DMMの看板メーカー・S1の筆頭であり、授賞式ゲストのマスカッツのメンバーであることから、むしろ最優秀を獲らせにくいのではと考えた。これでマスカッツメンバーが最優秀の祝福などしたら、非マスカッツの人たちのどっちらけ感は高い。DMMがそんな下手を打つだろうか、という懸念から二番目とした。

最優秀新人賞 市川まさみ
・最優秀、優秀、新人賞の三枠は過去、キカタン、DMM専属、SOD専属で振り分けられているため、上の二つがSODでなければほぼ自動的に入る。

 以上の予想の難点は、三名中二人、大槻ひびきと市川まさみが同じ事務所、T-POWERSであること。しかし過去二回、当事務所から受賞者は出ておらず、反動的に二つ獲る可能性も考慮できる。

特別賞 紗倉まな
2014年は麻美ゆま、2015年は希志あいの。奇しくもマスカッツのリーダーが続いているが、ここは功労賞的な要素も強い。一般への認知度もあり、業界を盛り上げた人気女優ということであれば、紗倉まなが最も妥当。

話題賞 三上悠亜
この枠は非常に読みにくい。2014年は吉沢明歩と明日花キララ。2015年はさくらゆら。
長年の功労者に贈るかと思えば、わりと新顔にも送っている。昨年新人賞だった天使もえをわざわざこの枠に置く意味が感じられず、かといって紗倉まなは特別賞のほうがふさわしい。単純にマスカッツと親和性が高く、SKEからやってきた話題性で考えてみた。賞の名前からすれば、申し分ないはず。

スペシャルプレゼンター賞 伊東ちなみ
この枠は非常に読みにくい。過去二回の受賞者はteam-zeroと溜池ゴローの専属。新人女優ノミネートから出る可能性は高いものの、誰もがこれといって決定打に欠ける。ここは単純に勘である。看板メーカーなのにわりと冷遇されている、MOODYZってことで。

メディア賞 葵つかさ
去年からの賞。去年は小島みなみ。
メディア賞と名付くからにはやはり露出が必要で、地上波テレビはその最たるもの。小島みなみはその条件を満たしていた。この枠はどうしてもマスカッツが強くなるか、あるいは紗倉まな。しかし、他の女優は妥当な線でほぼ埋まっているので、ここは葵つかさの収まりがよい。以上の予想がはまれば、★マスカッツの全メンバーを抜かりなく配することができる。売り上げ的な面で言うと、他の賞は厳しい気がする。

 我ながらなかなかバランスの取れた予想であると言えよう。
 個人的にはAIKAが獲ってほしいし、ずっとノミネートされているJULIAも何かに引っかかる可能性は高い。
 
 さあ、どうなるかな?


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MCに依らぬ企画力で勝負するなら、その意気やよし。
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 今週のマスカットナイト、初代の頃の好評企画、「小奥」が放送されました。その収録において、マスカッツメンバーの座列に、阿佐ヶ谷姉妹が加わっていました。それでいて、十名ほどのメンバーが後ろに控え、立たされる格好となっていました。この事態に及びまして、ここに「阿佐ヶ谷姉妹不要論」を物する次第であります。少し長いのですが、ぜひともお読みくださいませ。



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小奥について、真面目に考えました。
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せっかくの加入回。やりかたをもう少し考えましょう。
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  AKS系からの加入は、DMMがもつ「うまさ」の賜でしょう。
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 さて、二人目は三上悠亜です。
 ぼくはよく知らなかったのですけれども、元SKE48の人だそうですね。デビュー会見というコント映像があるのですが、これは笑いました。

 やはりネット上でも食いつきが大きいのはこの人のようですね。
 AKB系列の人間なんか入れて大丈夫なのか? という危惧も観測されます。
ジャニーズに手を出したり、ツイッターの裏垢でファンやグループを罵倒したりなど、素行はどうやねん、という部分もあるようですが、まあね、そういうのを受け入れるのがマスカッツの度量ですね。うむうむ。
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 マスカッツのファンとして言わせてもらいますと、元SKEだからって、有り難がる必要はないんです。選抜選挙でもずっと圏外だったのでしょう? ここはむしろ、マスカッツの畑の懐の深さを褒めましょう。マッコイさんの懐の深さを称えましょう。
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 といいますのも、マスカッツというのはわりと、「この人は単体じゃあ売れないのだろうなあ」という人、もしくは「この先どこにいくねん」という人も取り込んできた歴史があるのですね。わかりやすいのが初代の二期生グラビア組です。グラビアアイドルとしては明らかに、先々伸びていくタイプではない人ばかりだったんです(個人的にはぜんぜん惹かれなかった)。それから栗山夢衣がそうで、あの人はめちゃイケのオーディション落選組ですね。先々どこにいくねん、だった。そういうのを取り込んで、うまく仕上げてきたのがマスカッツなんです。
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 で、もっと言っちゃうと、AV業界自体が、そういうところがありますよね。アイドルやタレントとしては駄目だったけれども、もしくは売れそうにないけれども、この業界ならスターになれるかも、というような人。そういう人を取り込んで大きくなってきたんです。世間では良い言われ方はされないかもしれないけど、AV業界はいわば、一度堕ちてしまった人に、手をさしのべる業界でもあるんです。だからね、三上さんにはぜひ、マスカッツとAV業界で活躍してほしいですね。決して裏切らないでほしいですね、はい。(↓この人はマスカッツじゃないです。念のため)
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 ところで、AKB(AKS)との関係がこじれるのでは? という危惧についてですが、あのー、そこはねえ、DMMはうまいんですよ。DMMってのはうまいんだ、うん。

 そもそもDMMって、AKBのライブ映像をサイトで流したりしてるし、AKBの運営会社であるAKSも、主要な取引先にDMMを上げているくらい、関係はきちんと保てているんですね。で、ちょっとずれちゃうけど、「とんねるずの皆さんのおかげです」の企画は誰? 秋元康さんでしょ? じゃあ総合演出は? マッコイさんですよ。そのあたりでもちゃんと関係が担保されてるんですね。これでむしろ、AKBと関係が深まったんじゃないかとさえ思うわけですね。
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 で、DMMのうまさってのは、AVメーカーの戦略を見ても明らかなんです。エスワンなんかが一番わかりやすいけど、有名女優を他のところから引っ張ってきて専属化しちゃうんですよ。それこそ一時の読売巨人みたいにね。みひろしかり、明日花キララしかり、葵つかさしかり、小島みなみしかり。女優ってのはメーカーにとって商品ですから、当然注意深く扱うわけで、そこについてスタッフの皆さんは手練れなんですね。もうひとついうなら、AVのモデルプロダクションってのは、まあその、なんていうかその、黒い世界との噂があったりもするわけで、そういう人たちとも渡り合っていくわけでしょう。そのあたりのリスクマネジメントってのは、それこそAKBに通じるものがあるはずなんです。
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 だからね、AKSとの関係うんぬんを気にしている人もいるようだけど、ちゃんとバックアップの体制はあると思うんですね。もうひとつ言うなら、マッコイさんは、わりとばっさり切りますからね。初代では平気でばさばさ切ってたわけですから。心配ないです。ともかくも、秋元さんのところでやっていた以上はパフォーマンスもある程度保証されているわけで、期待できる方じゃありませんか!


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SODはDMMとの競争ではなく、共存に舵を切ったのでしょう。
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 新メンバー情報が解禁されましたので、それがいったいどのような意味を持つのか、考えてみたいと思います。
 古川いおり、白石茉莉奈に続く、SOD本家からの参加です。特に市川まさみはもともと、触れ込みとして「SOD女子社員」だったりするわけですから、いよいよSODグループとマスカッツのパイプは強いものになったと言えます。今後も供給が期待できるわけですね。
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 前にも書きましたが、これは初代の頃には実現しなかったことです。初代の頃はおよそ例外なく、DMMグループ系(正確には現・CA系)の女優のみで構成されていたからです。ではなぜ、SODの女優がDMMのグループに入るようになったのか。両者の歴史に軽く触れつつ、考えてみましょう。

 DMM系、SOD系とは何か。要は会社の違いですけれども、ゼロ年代以降の両巨頭はこの二つです。一時はまさに、「ライバル関係」というべき時期もありました(およそ今から10年前が、伯仲期ではないかと思います)。
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 SODは90年代後半、「インディーズ系メーカー中興の祖」として急成長を遂げました。ゼロ年代前半には社長の高橋がなりが「マネーの虎」で注目を集めたり(ぼくも大好きでした)、マジックミラー号などの企画ものが当たったり、ゼロ年代後半にはアダルトグッズのTENGAが話題になったりと、業界を牽引する存在となりました。
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 かたやDMMはその母体を「北都」と言いまして、当初はそれほど注目を集めていたわけではないのですが(メーカー名をあまり出さないという戦略がありました)、こちらも90年代後半から大きく成長を遂げます。
 
 そしてゼロ年代以降には、AV業界を席巻するようになります。
 カギは二つ。ひとつめは単体女優メーカーのブランド化、ふたつめは映像配信サイトを軸とするビジネス網の充実です。この二つを組み合わせつつ、外部メーカーも取り込んでいくことで、成功を収めました。ひとつめについていうと、とりわけ成功を収めたのはエスワンというメーカーです。蒼井そらを筆頭に次々と美少女系女優をブレイクさせ、時には外部から移籍させ、業界売り上げ1位を記録しました。この成功なくして、マスカッツはなかったと言えます。
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 エスワンは、単体AV女優のブランディング、わかりやすくいえば「アイドル化」をよりいっそう進めました。単体というもの自体がそもそもアイドルを志向しているわけで、DMMの戦略はここにおいて、大きな果実(マスカット!)を実らせたのです。

 実をいうと、SODはマスカッツよりも先に、それを試みているところがあるんです。マスカッツを仕掛けたマッコイ斉藤氏は、先にSODの番組をつくっているんですね(初代のかすみ果穂も出ていました。マスカッツでのっけからかすみ果穂が重用されたのは、マッコイ氏が彼女の実力を知っていたからです)。
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 ではなぜSODの番組はマスカッツたりえなかったのか。
 戦略の違いがあります。SODの番組は、どうしてもお色気路線に寄りかかっていたし、アイドルユニット的な一体感をつくれなかったし、なまじスタジオの外に出たりして中途半端な深夜番組になってしまった。かたやマスカッツはエロを前面に出さず、あくまでアイドル的に攻めようと心がけ、スタジオに完結させて空気感を高めた。なおかつ、マスカッツのほうはある種の物量作戦で、多くのメンバーを起用したのも大きいですね。むろん時代的なものもあって、SODの番組は早すぎたのかもしれません。ゼロ年代後半にはあのAKBが世を席巻し、いわゆるアイドルバブル、アイドル戦国時代みたいなことが言われるようになった。マスカッツは丁度そこに乗っかったんですね。SODも、範田紗々や長澤つぐみがいたりしたので、惜しい部分は多分にあったのです。

 SODの番組と、マスカッツの違いは、会社全体の戦略の違いを象徴しています。先に挙げたふたつめの要因。サイトとビジネス網の充実です。DMMは非アダルト産業へも積極的な投資を行い、成功を収めました。ここは非常に大きい。DMMは証券会社をつくってみたり、ツタヤのように一般作品のネットレンタルをしてみたり、楽天のようにネットストアを拡充させたり、とにかく多方面に展開しました。結果、グループ全体の売上高としては実に10倍近く、差が開くに至ったのです。

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 DMMはSODに比べて、非アダルト方面への進出に力を入れ、結果的にアダルト業界をも席巻することになりました。非アダルト方面でのビジネスの拡大、システムの拡充が、結果的にエロの分野をより強くした。初代マスカッツがあれだけのAVを擁しながら、露骨なエロに走らなかったのは、DMMグループの戦略に合致したものであったのです。

かくして、SODはDMMと「ライバル関係」ではなくなりました。むしろ、DMMとの共存を図ることが、SODの生存にとっても重要になったのです。「元SOD社員」がDMMのグループに入るというのは、なんというか、象徴的なことであるなあと思います。

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