カテゴリ:恵比寿マスカッツ( 15 )

ついに出た! 日本で唯一の本当のアイドルグループによるファーストアルバム!
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いろいろと書いてみたのだけれども結局何も言うことなどないのです。ぼくの文章など読んで時間を費やすおつもりならば、どうぞ下の数々を再生してくださいまし。








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いくらでもすすめるさ。
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DVD発売記念イベントに応募したら当選。整理番号も早くて前から二列目中央で参加。何百人も収容のホールで前から二列目とはかなりの幸運でございました。たくさんの人が来ておりました。ほとんどはぼくも含め野郎まるだしの面々でしたが、三パーセントくらいは女性もおりました。ぼくの二つ隣には赤ん坊を抱いた女性がおりました。とても楽しい時間でございました。

 約半数のメンバーですが、対面することが叶いました。蒼井そら姐さん、麻美ゆまさん、Rioさんというエースクラスが登場し会場は喝采。他には西野翔さん、小川あさ美さん、希崎ジェシカさん、佐山愛さん、美咲みゆさん、恵けいさん、安藤あいかさん、川村えなさん、小倉遥さん、桜ここみさんが登場しました。無料のDVDイベントですし、フルメンバーとは行きませんでした。吉沢明歩様に謁見できなかったのは残念でございました。初音みのりさんやかすみりささん、かすみ果穂さん、藤浦めぐさん、桜木凛さん、そしてみひろさんなどは登場しませんでした。しかし、蒼井姐さんやゆま様に謁見できたことは昨今の生活におけるグンバツの吉事であり、やはり恵比寿マスカッツというユニットは素晴らしきものであるとあらためて感じ入った次第なのでした。

 内容はというと、まあ別に歌や踊りがあるでもなし、トークが中心なのであって、万が一彼女たちを知らずにやってきた場合、何が面白いのかと思われたのでしょうが、今回はDVDを買った人間だけを対象にしたイベントであり、ファンが一体となって場をもり立てたのでございまして、ぼかあ嬉しいやね、恵比寿マスカッツを応援している人々は皆心の同士であり、その中でへらへらしていたのが愉悦だったわね。わずか数メートル先の壇上で「かわいい甲子園」を模したパフォーマンスが行われ、ゆまちんやジェシーが頑張っているのを見たならば、おいおい、にやにやが止まらねえよ!

 ってこんな風に書くと場合によってはキモオタなんて呼ばれるのかもな。
FUCK OFF!!
ろくに知りもせずにつっけんどんなレッテルで遠ざけるなら、てめえは最果てに消えな。
 
 と、余計な痛罵は抜きにして、そういうわけで今回もDVDを推します。
 いいから買いなさい。これを買うと百万円もらえるから買いなさい。誰からもらえるかはまったく知らないので、その件について掘り下げるのはやめなさい。

 例によって内容を逐一紹介するのは省略しますが、メンバーを紹介してその魅力をお伝えします。

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 西野翔さんは今日のイベントにおかれましても最も活躍していたうちの一人でございます。この方はバラエティの呼吸をかなり飲み込んでいる。今日のイベントではっきりとそう感じたのでした。今日のイベントを盛り上げたのは間違いなく彼女です。彼女は陰のMVPなのです。世間の例に漏れず茶髪が多いマスカッツの中で記憶の限りずっと黒髪で通しているのも高ポイントであります。Rioやゆまちんのようにクリーンナップを飾るタイプではないですが、確実に七番バッターの仕事をする。クリーンナップや六番が残したランナーを一掃できる。大変に希有な人材とお見受けいたします。
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かすみ果穂さんです。『おねだり』時代、後期参入でありながら初回でかっさらっていた強力な助っ人。SOD時代にもバラエティに出ており、達者な存在です。美形揃いのマスカッツにおいては色物の位置取りですが、色物こそが世界を彩る。この人の登場によって『おねだり』は変わりました。バラエティ戦力値がかなり上がりました。四股の芸当は、芸人でも無理。
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かすみりささんです。『おねがい』スタート当時、この方と小川あさ美さんだけ他のキャストと違う色の衣装を着ており、「恵比寿ガールズタワー」の一人で、なんとも行けている人でした。『おねだり』時代にキャラ付けが加速しまして、今となっては堂に入った不良キャラです。かすみ果穂さんもそうですが、「下郎の魂」を感じます。可愛く振る舞うことについては不向きですが、攻撃力はメンバー随一です。クリーンナップやスタメンというより、代打の神様的な感じがあります。さっきから野球に例えていますが、どれくらい伝わっているのかに関しては一切自信がございません。
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初音みのりさんです。この人ほど『おねだり』時代に開花したメンバーはおりません。『おねがい』時代は正直、目立たない存在だったし、それほど可愛いとも思われなかった。ひな壇はいつも二列目でした。でも『おねだり』時代に見違えた。一気にトップクラスに躍り出た。こういう躍進はスポーツチーム的な魅力を感じさせます。これほどに魅力レベルが増大した例を、ぼくは他に知らない。
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Rioさんです。メンバー内においても尊敬を集め、間違いなくスタメンクリーンナップの一人、いや、エースと言うべきかも知れません。サッカーで言えば吉沢との2トップ。今よりも『おねがい』スタート時のようなスタイルが個人的には好みですが、番組における活躍の仕方として、まったく非の打ち所がない。

 本当に世間は馬鹿です。なんとか48なんかと比べものにならないということがわかっていないやつが多すぎです。それに引き替え、今日のイベントに参加した人々の慧眼は素晴らしいものがあるのです。当然、今後も引き続き、応援していくのでございます。
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これぞ真なるアイドルバラエティ。
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夏は仕事が忙しくなりなかなか映画を観られずにいて苦しいのであります。最近はあまり当たりの映画にも出会えていないので、ゆっくり映画を観られる日々が待ち遠しいのであります。今日は映画ではなく、バラエティ番組のお話であります。

 幾度も激推ししているのでもはや説明の要はございますまい。現在も「ちょいとマスカット」として放送中の深夜番組、その前身である「おねだり!! マスカット」がDVD化されました。今後も『オホホ編』『キャハハ編』がリリース予定であり、なおかつサイドステージとはいえあのサマソニにも出演予定とあって、いやはや恵比寿マスカッツの今後に一層の期待が持たれるのであります。

 とはいえ、彼女たちがアイドルとしてのメジャーステージ(つまりはマスコミによってテレビ番組、CMなどに幅広く登用される状態)にあがることは、この先もまずないでしょう。主要メンバーが皆AV女優であるからです。映画などで個々人が活躍することはあれ、今のままメジャーになることはまずあり得ない。AV女優を好んで使うスポンサーはいないし、現行のアイドル事務所だって幅を利かせている。テレビでこれ以上メジャーな場所に行くことは、難しいのです。ネット検索にしたって、グーグルで彼女たちの名前を打っても、連想ワードが出てこなくなっている。エロが絡めば、一般的にその時点でシャットアウトがかかるのです。

 世間的にもAVはやはり陰のメディアのように思われているし、AV女優も平たく言えば賤業のように見られているのではないかと思います。ぼくも就職が迫ったとき、AVメーカーに勤めようと考えたのですが、親の反対を受けました。反対を押し切って、という情熱もなく、その道は取りやめましたが、年長者にせよ若い世代にせよ、「AV産業に好感を持っている」という人は多くないでしょう。特に女性からの支持率がほぼゼロである、という業界的宿命が大きいですね。女性に好かれない限り広告商売には起用されないし、好かれないどころか嫌われてさえいるとしたなら、もはやメジャーへの道はないのです。

 ただ、いかがでしょう。世間の諸兄の方々は、多少なりともお世話になっているはずなのです。というか、女性支持率はほぼゼロでも、男性支持率は高いはずなのです。仮に男性の二人に一人しかAVを観ないとしても、単純計算で言えば成人の25パーセントはお世話になっているはずで、AVに限らずその他のアダルトメディアの利用率を考えれば、男性のほとんどはエロ産業にお世話になっていると言えましょう(ゲイもの含む)。

 男性のおそらくは過半数が好きに違いないAV、ないしアダルトメディア。にもかかわらず、世間でおおっぴらにエロネタが話されることは少ないのです。誰も彼もこそこそと日陰で話し、いかにもいやらしい話をしている感じになります。もっとオープンに話したいと思っている人がきっと多いのです。それなのに、なんと閉塞的な社会心理状態でありましょう。大体セクハラなんて概念が広まるからいけないのです。「いやらしい話をしているわ! セクハラよ!」などと叫び立てるやつが、世の中を面白くしてくれるわけがないのです。世の中を面白くしてくれるのは、どんなに寒くてもスカートを短く保つ女子高生などのほうです。彼女たちは本能的に、自分たちがセクシャルな存在として見られることを望んでいるのではないでしょうか。そうでなければ、駅の階段であんなにも「見えそうで見えない」レベルの絶妙な丈を合わせる必要はないのです。

 ぼくからすると、いわゆる「シモネタ」なんてものはぜんぜんシモネタじゃないのです。なぜならエロというのは人間存在そのものへの言及であるからで、エロ話をするというのはこれ、そのまま学問の話をしているに等しいのです。SMの話、と考えればシモネタに思えるかもしれない。でも、マゾの話は「人はなぜ他者からの被虐に快楽を覚えるのか」という大変深い話に繋がるのです。テレビでは同性愛が笑いものになるけれど、「なぜ遺伝子の継承に不適合な愛好を抱くのか」を考えれば、これまた一夜語り明かしたいテーマになるのです。女子高生のスカート丈しかりです。

 なのに世間ではAV女優を下に見る。むむむ、けしからん。昔からお世話になっている相手は大事にしましょうと言われてきたはずです。世間の男子諸兄にはもっと、「彼女たちにお世話になっている」というリスペクトが必要なのです。世のアイドルやモデルどもが、おしゃれ感やら処女性やら「ちょいエロ」などというきまりの悪いレベルで売っているのに対し、AV女優は「やることやっている」。この事実をぼくたちは、頭とちんこで真剣に受け止めるべきなのです!

 アホなのか真面目なのかよくわからない文章を書き連ねていますが、やっとこさ『おねだり!! マスカット』の話です。個人的にもう何度も観ているのでいまさら目新しい情報は少ないのですが、お勧めするのです。アイドル的快楽とバラエティ的快楽の融合した、希有な番組なのです。各コーナーが短く編集されており、いちげんさんがどれほど楽しめるかは保証の限りではありませんが、番組が少しでも長く続くのを願い、いいから買えってんだこの野郎。

 ぜんぜん内容がわからないじゃないか、という方々もおられましょうが、内容なんかどうでもいいから買えこの野郎、というと話にならないので、このたびはアイドル的側面をお伝えすべく、画像をお届けするのです。とはいえ、メンバーのごく一部に留めておきましょう。いかに層が厚いか、AKなんとかと比べるまでもないことがわかるのです。
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 「ちょいと」になって卒業しましたが、「おねがい」「おねだり」を支えたリーダーであります。蒼井姐さんは中国で大人気。アジアで大人気と聞きます。浜崎さんみたくエイベックスだのなんだのが金の力でプロモーションするまでもなく、彼女の魅力が大陸まで轟いているのです。ゼロ年代アイドルAV女優としての筆頭。ちなみに高校は卒業しており、短大卒であると著書『ぶっちゃけ 蒼井そら』にて語られております。
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「ちょいと」では蒼井姐さんの跡を継ぎ、新リーダーとなりました。この方は年々輝きを増しておられます。今観ると「おねだり」時代は少し太っている気がします。前にもちらりと書きましたが、この方はたぶん、本当に「いい子」なのです。ああ、いい子ってのはこういう子のことを言うのやな、というのは、ずっと番組を観ているとわかるのです。仮にそのすべてが演技であったとして? いや、それならそれですごいって。これほど徹底していい子を演じられるなら、そのペルソナはもはや顔だって。8月に池袋東口でサイン会があるのに、仕事で行けない! 口惜しや。
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 ぼくの部屋には2010吉沢明歩カレンダーが貼られており、どの面を見てもアッキーの艶やかな姿が目に入るようになっております。新人時代はそこまでずば抜けた美人のように思われませんでしたが、OLメイクによって人跡未踏の美しさに突入したのです。その辺のOLはいくらメイクを決めたってこの領域には行けないのです。メイクというのはこういう方を輝かせるためにあるのです。新人時代の顔立ちで、すっぴんでも美しいのは実証済みでありますが、いやあ、この方の美しさに惹かれないなら、それはおまえがおかしい!
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 この方もOL的な美しさでいえばトップクラスですが、お馬鹿キャラが炸裂し、他のメンバーが持たぬ武器を有しております。存在感的には、FF6でいうウーマロみたいな頼もしさがあります。世間でいうお馬鹿キャラは皆、彼女の前にひれ伏すがよい!

 他にもRioやみひろ、かすみりさ、かすみ果穂、藤浦めぐ、桜木凛、初音みのり、西野翔などなどなどなどなどそのほかご紹介したいのですが、オホホ編のときに譲ることにしましょう。

再生は義務。↓


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ぜひともお買い上げいただきたいのでございます。

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『おねだり!!マスカット』についてはうるさいほどに繰り返し述べていますが、その前身である『おねがい!マスカット』のDVD『アハハ編』『ウフフ編』が発売されるに至りまして、ここにそのご購入をお願いするものでございます。昨今のテレビ不況においては、DVDの売り上げが番組の存続、改編に関わってくるとも言われており、なんとしても春の改編を乗り切ってもらいたく、どうか皆さんにもこのDVDをお買い上げいただきたく存じます。

 知らない人のために基礎知識をお伝えしておくと、これはいわばアイドルバラエティであります。関東圏では月曜深夜二時から絶賛放送中でございます。おぎやはぎ、大久保佳代子が司会を務め、主役となるのは恵比寿マスカッツというユニットであります。恵比寿マスカッツの構成員はAV女優とグラビアアイドルであります。AV女優がメインとなっており、このあたりがかつてに類見ぬ魅力の源なのでございます。

 アイドル番組というと、他には今フジテレビの『キャンパスナイトフジ』であるとか『アイドリング!』なんてものがございますが、言うまでもなく段違いなのでございます。あのようなものは比べるにも値せぬ代物でございます。先々女子アナにでもなってやろうともくろみ、実際のキャンパスでも「テレビ出てる人ですよねえ」とか言われて浮かれているクソ女子大生どもとは、比べること自体が失礼なのであります。また、綺麗に観られることをどこまでも眼目に置き、結局はフジテレビ的なまろやか演出の域を逸脱し得ぬアイドルバラエティなどとは、文字通り次元が違うのでございます。

 あれらの番組と根本的に異なるのは、恵比寿マスカッツの姐さんたちが、懸命に番組を面白くしようとしている点であり、そのためにはどんなにばからしいことも辞さぬのであり、またなおかつ、非常に無邪気に笑い、そして泣いている点、感情をむき出しにしている点なのでございます。彼女たちは綺麗に観られたいなどと思っていない。いや思ってはいるだろうけれども、むしろいかに面白くするかということにちゃんと向き合っている。これは明らかなことでございます。この点が腐れ女子大生だの、きゃぴついてるだけのアイドルだのとは違うのでございます。道理わきまえた御仁であれば、その差異は一目のうちに瞭然となることでしょう。

 番組自体は大変に低予算であります。なにしろセットと出演者のギャラ以外、ほとんど金がかかっていないんじゃないかというくらいのものでして、スタジオでの企画がほぼすべてになります。VTRを使うことは非常にまれであり、フジテレビのような、「VTRを用いることで保険を掛け、そうすりゃとりあえず60点くらいは取れるだろう」的作り方はしていないのでございます。お笑い芸人をガチャガチャ出して保険を掛けたりもしないのであり、実に潔く、だからこそまさしく姐さんたちの番組でありまして、夜な夜なの極楽が花開くわけでございます。

 ゆえに時としてはちっとも面白くない回もあるのです。これは『おねだり』になって以後増えてきた傾向でして、なにぶん人数が多いものですから、どうでもいい人がたくさん映ると本当にどうでもいい回になるのでございます。時としてスタッフのもののわかりを疑う回もございますが、それでも数回に一回は必ずの大当たりを出してくれるとありまして、そんな番組は今他にないのでございます。

 ぼくがなぜここまで惹かれるのかと言えば、当然AV女優というファクターは外せないのでございます。ぼくは真っ向から彼女たちを尊敬するのでございます。お世話になっているのでございます。女子高生、女子大生、女子アナ、アイドル、モデル、いろいろと華やぎのアイコンはございますが、その頂点にあるのがAV女優だと、ぼくは本気で思うのであります。何を置いても、やることやっているのでございます。この一点をして頂点たり得るのです。綺麗なタレントは所詮てめえが綺麗に見られることだけを考えているのです。モデルなどはその最たるもんでございまして、あんなものは流行りのおべべを着てへらへら笑っているだけなのです。AV女優は違います。ぼくたちが見たいものをきちんと見せてくれる。一切のおためごかしも口当たりのいい方便もなしに、きちんと一肌脱いでくれるのでございます。これをして下品だ何だと嘯くのなら、てめえはどこから生まれてきたのかよく考えてみやがれ!

 と、ぼくがこのようにうるさく言うのは、ひとえに世間がAV女優というものに冷たいからでございます。恵比寿マスカッツのリーダー、蒼井そら姐さんの著書『ぶっちゃけ 蒼井そら』によりますれば、なんでも彼女、かつて連ドラのレギュラーが決まったとき、AV女優であることを理由に降ろされたのだと言います。テレビ東京は理解があり、AV女優の出るドラマがありますが、全国区のテレビ局などはその程度の認識なのです。AV女優で何が悪いのでしょうか。それで子供がテレビを観る、彼女のことをネットで検索してAV女優と知り、AVの世界に興味を持つ。これをして悪影響だというのなら、だからてめえはどこから生まれてきたんだよ! そういう世間の風当たりを思えばこそ、彼女たちを応援したくなる気持ちもわかるというものでしょう。

 アダルトがよろしくない、というのはまことにもって狭小な考えでございます。アダルトには幾多のジャンルがありますが、そのどれをとっても、人間というものの根本を見つめるものなのでございます。人間というもの自体がアダルトな行いから生まれたのであり、そのことをきちんとわきまえねばなりません。

 話が大きくなりますので『おねだり!!マスカット』に戻ります。
 といっても、番組自体はアダルトな要素をほとんど含んでおりません。そこで勝負している番組ではないのです。あくまでも面白くすること、それが第一義なのでございます。確かに芸人に比べれば、彼女たちのバラエティレベルは高くはございません。しかしそれが何だというのでございましょう。その欠点を補ってあまりある魅力が、番組にはあふれているのでございます。ぜひここは『アハハ編』『ウフフ編』の二巻をそろってお買い上げいただきたいと思います。そうしてAVの世界にも興味を持っていただき、そうすればこの番組がどれだけすごいキャストでつくられているのかもわかることでしょう。断言しますが、すべてのアイドルよりも彼女たちの方が上なのです。他のアイドルに萌えている愚か者どもには、即刻の宗旨替えを推奨するのでございます。
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 今いちばん面白いテレビ番組の話。

 基本的にテレビはまったく観ず、もっぱらネット上にあがった動画をオンデマンドで観るような生活を送っているぼくですが、唯一リアルタイムで視聴しているのがこの『おねだり!! マスカット』です。テレビ東京で月曜深夜2:00から放送されている30分のバラエティ番組ですが、これは大変に面白く、生活の潤いになるものです。この番組が終わったら泣くと思います。

 大きな特徴としてはまず、AV女優がやたらと出ています。ぼくはかねてより、AV女優を主役に番組をつくったら面白かろうと思っており、実際にAVメーカーの面接に行ったときそれを主張したり、構成作家の高須光聖に会える機会があったときにもそのような提案をしたりしました。そんなぼくですから、こうした番組は実に好ましいのであります。

 これは別にぼくが大のAV好きであることを意味しません。というか、別にAVを好んで観ることはありません。自宅にあるAVも数えるほどですし、レンタルビデオ屋やツタヤディスカスでは映画しか借りません。ゆえにぼくはAV好きではないのです。では何故にぼくはAV女優を押すのでしょう。

少し話が逸れます。
 20世紀映画史、芸能史に残る美女と言えばマリリン・モンローがいます。アメリカにおける美女として彼女以上の知名度を誇る人はいません。では彼女の魅力とは何かと言えば、思うにそれはただ容姿の問題ではないのです。彼女の魅力の大きな割合は、そのコメディエンヌ的才覚にあるのです。ビリー・ワイルダーやハワード・ホークスといった名匠の作品における彼女は、その中でコメディエンヌ、喜劇人としての才能を発揮しています。単に美しい女性、女優なら他にも山ほどいる。その中で彼女が際だつ存在となったのは、その喜劇的才能ゆえと言ってよいでしょう。1948年の独占禁止法に伴いスタジオシステムが崩壊した50年代アメリカ映画は、日本より早くテレビ普及の影響を受け、なおかつ世界大戦後の冷戦やそれに伴う赤狩りによって、かつてのような映画を保てなくなりました。日本では1930、40年代と言えばそれこそ戦争へと進んでいく悲壮な時代のイメージがありますが、アメリカにおいては映画文化絢爛なる時代であって、むしろ戦勝国アメリカはその後の冷戦にこそ脅威を感じたわけです。そしてアメリカ映画は60年代、あのアメリカン・ニューシネマに代表されるように、それまでの夢と希望を謳うハリウッド的文化と大きく決別した作品群を輩出するようになります。アメリカ映画における50年代はコメディタッチの作品が数多くつくられた一方、上記の意味で決して幸福な時代と呼べぬ側面もあるわけです。その中においてこそ、マリリン・モンローは光りました。彼女が映画で活躍したのはもっぱら50年代。『紳士は金髪がお好き』『七年目の浮気』『アパートの鍵貸します』などのコメディ群の中で、マリリン・モンローは特段の輝きを見せたのであります。

 話がものすごく逸れました。『おねだり!! マスカット』の話でした。ぼくがAV女優を押すのは要するに、彼女たちのコメディエンヌ的側面に惹かれるからです。これは普通のアイドルとは大きく異なるのです。他にもアイドル番組は数多くあり、いまや女子アナさえもアイドル視される時代です(2005年頃まで女子アナ大好きだったぼくですが、もうついていけません。世間が彼女たちを本気でアイドル視するようになっては駄目なのです。『アヤパン』がよかったのは、「アイドルではないものがアイドル的たりうる」というネタ性があったゆえであり、そのネタ性を加速させたからです。今はベタになってしまいました。女子アナの番組が乱立したり、アイドル扱いされてはもうどうしようもありません)。しかし、一般のテレビ業界のアイドルたちには(むろん女子アナには)できない振る舞いがAV女優にはできます。

 彼女たちはやはり裸で勝負している、裸でファックする自分を見せているだけあって、思い切りがよいのです。凡百のアイドルは自分を可愛く見せることばかりに気が行くし、事務所もいかに可愛く見せるかという凡庸な努力ばかりをし続けるわけですが、この『おねだり!! マスカット』はいかに馬鹿馬鹿しく進めるかを考えている。そもそも彼女たちはファックで利益を上げられます。彼女たちの容姿的、肉体的魅力は既に保証されている。だからこそ、その辺のアイドルのように可愛さを必死で打ち出す必要がなく、むしろ堂々と馬鹿馬鹿しい方向に進めるわけです。そしてなおかつ、下ネタへも進むことができる。これは非常に画期的なのであります。また、注意しておくこととして、この番組は別に下ネタを押していません。というか、下ネタが出てくることのほうがずっと少ない。それでもさすがAV畑の人たちだけあって、それを活用できるときはちゃんと活用する。これはアイドルや女子アナ風情のお愛想とはまったく違う代物です。

 芸人には無理な方法です。お笑い芸人たちがどれだけ集まっても無理です。というのは、男の発する下ネタ、あるいはブスな女芸人の発する下ネタは、美人が発する下ネタを代替できないからです。美女だけが生むことのできる笑いを開拓している、という意味で、この番組は笑いにおける画期的事態を認めることができます。

 さらに言うなれば、アイドル番組としてのオールスター的な魅力があることです。アイドルユニットは個々の存在が魅力を持たねばなりません。五人でひとつ、というのでは駄目なのです。あの人もいる、この人もいる、ああ、なんと層が厚いのだ、というオールスター性が重要なのであり、一線で活躍するアイドルグループには皆これがあります。一時期のモーニング娘。にあって、今の彼女たちにないのがそれです。
 この番組の「恵比寿マスカッツ」は大変に層が厚いです。人数の多さは問題ではありません。蒼井そらをリーダーとし、みひろ、吉沢明歩、Rio、麻美ゆまなどの大変豪華なメンツが機能しており、小川あさ美や初音みのり、西野翔やかすみりさなどがさらにそれを支えます。巨人じゃないですが、四番がたくさんいるのです。そのうえ一番も二番も六番も七番も八番もすべて揃っていますし、エースもクローザーもいます。大変に豪華な顔ぶれなのです。
  
 おぎやはぎや大久佳代子を置いたのも頭がいいです。彼女たちを活かすには、あまり前に出る芸人を置くべきではない。前に出る芸人では、「恋のから騒ぎ」になってしまいますし、それではアイドル番組として機能しない。非常にものをわかっているキャスティングと言えましょう。小木が特定のメンバーを贔屓するなど、微妙な面白みもあってよいのです。小木のセクハラは何度観ても愉快です。

 しかし一方、人数が多くなりすぎている感は否めません。ここは難しいところです。
 この番組の濃度は30分に凝縮されているからよいとも言える。「ガキの使い」や「笑点」があれだけ長く続いている理由は、その時間内でぎゅっと凝縮しているのが大きいでしょう。30分では物足りない、からこそいい、というのがこの『おねだり!! マスカット』にはあります。ただ一方、どう考えても要らない人まで出てくることがあり、これは残念です。この大変にハイレベルなアイドル番組には似つかわしくないブスがいたりして、こうなるとアイドル番組としては残念なところです。ブスが馬鹿らしいことをやるのはもう他の番組でやっているから、要らないはずなのです。ブスが出てくると一気にテンションが下がります。もっとRioを出せ! アッキーを映せ! みひろを活かせ! 恵を映すな!ユリサを降ろせ! ゆまちんを映せ! パンツ見せろ!(あほやがな)。

 アイドル番組の醍醐味は、何度観ても快楽があることです。というのは、観るたび違うところに目が行き、このカットではこの娘がフィーチャーされているけど、後ろで映っているあの娘の笑顔がいい! という悦びがあるのであり、何度も観られるのです。正直な話、可愛ければ何でもいいです(あほ爆発)。

『おねだり!! マスカット』あるいは前身の『おねがい! マスカット』はテレビ史上初のAV女優のバラエティ、というわけではありません。この前にも、板尾創路が出ていた『淀川★キャデラック』などがあります。しかし、あの番組は少人数なうえにロケを行ったり、妙にエロを前面に押し出しすぎた演出をしたり、あるいは板尾がその存在感ゆえに邪魔になったりと、今の『おねだり!!』に比べると、アイドルを愛でる愉しみにかけるところが大きかったものと思われます。またSODの層は北都の層と比べても、やはり薄い。ここは業界トップ北都の強みです。

というわけで、まだまだ書き足りないことは多いですが、かつて大変にテレビっ子であったぼくから観ても、この『おねだり!! マスカット』は大変に優れた番組なのであります。どうか末永く続いて欲しいものであります。
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