「ほっ」と。キャンペーン

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現在までに、18件のコメントをいただくことができました。18という数はこの無限なるネット社会においては微々たるものかもしれませんけれども、「10件くらいもらえたらいいな」というぼくの期待を上回るものであり、一人一人の方に大変感謝しております。読んでくれている方が確かにいるのだな、という手応えを十分に感じることができました。今後も当ブログをよろしくお願いしたいと思います。

 さて、しかし、ところが、でも、しかるに、ぼくはひとつ、後悔していることがあるというか、もしも2007年くらいだったなら、餅つきをする芸人がやってきて「やっちまったなあ!」と叫ぶのではないかと思われることしきり。

 と言いますのもですね、ぼくは以前のお願いで、「お薦めの映画」を教えてくださいと、そうしたら感想を記事にしますと、このように書きました。その結果、自分ではチョイスしないような映画をお教えいただき、ぼくとしてはありがたい出来事でした。ところがですね、ここなんですけれども、その映画は往々にして、その人にとっての「よかった映画」だったりするわけです。これ、美味しいよ! と差し出してくれたわけです。ぼくは実際にそれらのうちのいくつかを観て、既に記事のほうも公開させるだけとなっております。
 
 しかし、いやはや、そのうちのいくつかについては、ぼくには美味とは感じられず、むしろげろげろと吐き出すような罵倒をしているものさえあるのです。これには我ながら、「やっちまったなあ!」の一言です。さらしを巻いて杵を振りかざし、地方営業に出向かねばならないかもしれません。

せっかくお薦めいただいた映画を罵倒するなんて、まったく望ましくありません。お薦めいただいた方に対しては、「いい映画を薦めてくれてありがとう! チュッ!」と言いたいのです(最後のは要らない)。しかし、結果としてぼくにはそれができていないものもあります。期待を裏切る振る舞いと言えます。なのでここでひとつ、再開に当たって、態度を明瞭にさせておきたいと思います。

 ぼくが映画を観て感想を書く、このブログの方針としては、「本音であること」を何よりも優先させたいと思うのです。日頃は媚びに世辞にへつらいおべっか、作り笑いにおためごかしの毎日ですが、だからこそせめて映画について語るときは、自分がどう感じたかを本音で語りたいと思うのです。そうでなければ、書く意味そのものがなくなってしまう。その結果として誰かに嫌われることになったとしても、それは受け入れるほかありません。
 このブログの屋号は「なにさま映画評」ですが、「なにさま」にも映画を評ずるということは、そういうことです。自分の無知や無粋さ、見方の偏狭さを晒すこと。そのせいでそっぽを向かれたり愛想を尽かされたりするのを厭わないこと。それを回避してしまえば、単に映画を紹介するだけのブログになってしまうのです。

 これは事前にお伝えしておくべきでした。どうもすみません。だから、「何だ、コメントがほしいって言うからしてやって、せっかく薦めてやったのに。それで自分の好きな映画をけなされるなんて、もう付き合っていられないよ!」と思われるなら、それは仕方のないことです。ぼくはそれを受け入れねばなりません。

 ただ、その場合であっても、できることなら悪くは取らないでいただきたい。当たり前のことですが、けなそうと思って観たりなんて絶対にしていないのです。むしろいい映画であることを願っていたのです。いつもと同じ態度で、鑑賞に臨んだのです。だからね、自分とまったく違う評価の感想になっていたなら、余計にその映画を愛するチャンスに変えてほしいのです。ぼくの狭量な感想に対して、自分で反論を組み立てることによって、自分の感じたその映画の良さが、より明確になるはずです。そこでは、映画を語って愉しむという機会が生まれているのです。自分の好きな映画をあれこれ言われたときの必殺ワードをふたつ、ご紹介しましょう。

 ひとつ。 「そこがいいんじゃない!」 
みうらじゅん氏の言葉であります。「役者の演技がくどくて~」「これこれの演出が淡白で~」「テンポが冗長で~」と言われたら、「そこがいいんじゃない!」と言いましょう。映画をけなすってことは、映画の旨味がわかっていないってことです。言ってしまえば、お寿司のわさびがわかっていない坊やが、「わさびなんて辛いもん!」と言っているわけです。そんな坊やに言ってください。
「わかっていないな。そこがいいんじゃない!」

 ふたつ。 「そこじゃねえんだよな」 
これはひとつめと微妙に違います。いろいろと言われたとしても、「この映画の旨味はそこじゃないよ」と言えれば、自分の見方を体得していると言えます。そうですね、何でもいいんですけどたとえばぼくの大好きな『バトルロワイアル』。あの映画で「リアリティがない」とか「人物の心情が描けていない」とか「山本太郎の学ランに無理がある」とか言われても、ぼくはすべて、「そこじゃねえんだよな」で返せます。じゃあどこなの?と問われたら、何か返さねばならないでしょう。そのとき、自分の見方はよりくっきりとしてくる。語る快楽を見いだせるのです。

 そう、そうなのです! 長々と書いていますけれども、ぼくが言いたいのはそこでもあるのです。自分の好きな映画に、「そうだねえ、面白いねえ」と相づちを打ってもらえるのは確かに嬉しいけれども、反面、そうじゃなかったときに、自分がその映画を擁護することで、よりその映画への愛情が深まるはずなのです。人はあれこれ言うけれど、これは自分にとって大事な一本なんだと、ぎゅうっと抱きしめられるのです。そういう風に取っていただけたら、大変に幸いであります。ぼくが書き続ける意味が、いっそう大きくなります。

 今のぼくは映画産業に対して何もできませんが、映画を観る人の幅を広げたいと思う。そのとき、ぼくにできることは、「語る喜び」「人の意見を知る喜び」「そして自分の映画の見方をより深める喜び」を伝えていくことであります(ほら、こうして、ぼくは書く意味をひとつ見つけることができました)。
 「そんなのは要らない。自分は単に映画を観て楽しみたいだけだ。けなされるのはまっぴらだ」と言われるなら、繰り返しになりますが、ぼくになすすべはありません。哀しいことではありますが。

予定よりも長くなりました。そうしたわけなので、リクエスト記事には少し心苦しさもあるのですが、いろいろと汲み取ってもらえればありがたいです。そしてそんな偏屈野郎に今後もお付き合い願えるならよりありがたいです。どうしよう、これじゃあもう誰もお薦めしてくれないよ、という気にもなりますが、それでもお相手してくれたら最高にありがたいです。

 最後に、短くなりますが、コメントいただけた方々にお返事をしたいと思います。

sikaさん。
 いちばんにコメントいただき、ありがとうございます。「浅い目線」なのはぼくも同じことです。その「浅い目線」なりにいろいろと考えて語ってみると、より深まっていくはずです。ぼくはsikaさんの感想も読んでみたいと思いますよ。ぼくには気づかないところを、絶対観ているはずなので。『イリュージョニスト』はDVD発売後になりますが、必ずアップしたいと思います。今後しばらくのリクエスト記事を読んで、「やっぱやめた!」と取り下げてもらうのも、これまたご判断に委ねるところです。

ミノワさん。
 いつもお相手くださりありがとうございます。ミノワさんにはとりわけ感謝しております。ミノワさんのブログから来る人も多くて、貴女に注目してもらっていなければこんなにコメントをいただくこともなかったかもしれません。ブログの文体もぼくに似ているなあと思い、なんだかおかしな感覚でそれがまた楽しいです。今後ともよろしくお願いいたします。『エンジェルウォーズ』についてはDVD発売後となりますので、気長にお待ちください。

らりぱっぱさん。
 ご登録、ありがとうございます。コメント欄をざっと見るに、ため口で接触してくれた方はらりぱっぱさんだけです。フラットに読んでくれているな、というのがわかってこれまた嬉しいところです。お互いに「なにさま」で、今後もお付き合い願えれば幸いです。

uronteiさん。
 毎日チェックしてもらっているということで、ありがとうございます。ブログを拝見する限り、ぼくの生活圏とはぜんぜん違う瑞々しさがあって、羨ましさを感じるところであります。『ツリー・オブ・ライフ』は観ましたので、数日中に記事をアップします。

bang_x3さん。
 ツイッターもフォローしてくださり、ありがとうございます。ぼくもフォローしたいと思います。しかし、bang_x3さんに対しては少し心苦しいところもあります。というのも、ツイッターのTLを見ましたところ、『ヒート』がオールタイムベストということです。それを知る前、8月半ばの休みの日に『ヒート』を観て書き上げた記事で、その……。『モンガに散る』についても、その……。先に謝っておかないといけないような気になっております。

igufotoさん。
 ツイッターのほうもありがとうございます。『ゴジラVSビオランテ』は未入手なのですが、ぼくも実は幼少の頃、これを劇場で観た覚えがあります。脳裏に焼き付いているショットもありますので、あらためて観てみるのが楽しみであります。  

doyさん。 
コメントありがとうございます。フォローもしてくださって、ブログを拝見したところ、アンテナに登録していただいているようです。同じ映画ブログとしてはぜひともリンクさせてもらいたいと思います。なにぶんリンク数の極端に少ないブログですので、こうした機会をぜひ大事にしたいと思います。ツイッターで、お子様が夜に図工の道具をほしがったというのが、妙に印象に残りました。ああ、子供の頃ってそんな感じだったなあと、懐かしい気分になったのでした。

DDさん。 
コメントありがとうございます。『ワイルドキャッツ』は既に記事を書き上げております。冒頭の一言を予告しますと、「ゴールディさんを愛でるには格好」というものであります。

よもぎさん。 
以前にもお褒めの言葉を賜り、ありがとうございます。『白いリボン』は、本当に、せっかくお薦めいただいたのに申し訳ないという感じです。上述の通り、ぼくの文章に反発を感じて、よりあの映画を愛する言葉を見いだしてもらえればと思います。それくらい、『白いリボン』については……。

皇帝ペンギン飼育係さん。 
心待ちにしてくださり、ありがとうございます。「皇帝ペンギン飼育係さん」と呼びかけると、まるで自分がラジオDJになったような気分になって愉快です。ツイッターはなかなか呟かれないのですね? 今後ともご愛顧願えれば幸いです。『MON-ZEN』は今日現在未見ですが、既に手元にありますので、近々に観ます。

つるさん。 
コメントありがとうございます。『白いリボン』が二件もあったので、ああ、もうどうしようと苦悶しております。むしろぼくにハネケの魅力を教えてほしいです。ぼくの持たない感性をお持ちなのだと思うのです。そういう感性に、ぼくは興味があるのです。

cinema_syndromeさん。
 別記事にもいくつもコメントくださり、ありがとうございます。アニメにお詳しい方のようで、いろいろと教えてもらえて嬉しいです。『哀しみのベラドンナ』はレンタルが難しいようで、けちんぼのぼくはDVDの購入を渋るたちなのですが、流通から消え失せてより高値になり、観られなくなるのは避けたいところでもあります。購入したいと思います。安いDVDサイトがあると嬉しいですね。

もちのんさん。
「時に脱線するレビュー」を褒めてもらえるのは、だらだら書いている身としては嬉しいものです。今後も変わらぬ調子で書くことにしたいと思います。お薦め映画はまだ未見です。『セントラル・ステーション』は、ちょっと、入手が難しいような。『スティング』は遠くないうちに観たいと思います。

にしじまさん。 
『ツリー・オブ・ライフ』はそんなに気の利いたことも言えず、数多あるサイトに比べれば見劣りするような記事になるとは思いますが、まあそれほど期待せずに待ってもらえるとありがたいです。『コクリコ坂』、ジブリにまつわる声優問題は、あの映画に限ったことではなく、アニメ界、声優界自体への影響を考えるに、看過できぬというのがぼくの立場です。ジブリの考え方そのものが気に入らない、ということでもあるのです。『南極料理人』はディスカスの予約リストに加えました。そのうちに観る予定であります。

K次郎さん。 
どんな感想も、なにさまでオンリーワンなものです。今後もそんな調子で書いていきたいと思います。『スコットピルグリム』は渋谷でしかやっていなかったので観に行きませんでしたが(池袋住まいなのですが、渋谷というのはぼくにとって外国くらいの距離を感じる場所なのです)、DVDになったら絶対チェックしようと思っていた作品です。入手したらすぐに観ようと思いますので、お待ちください。今後ともよろしくお願いします。

子寅さん。
『歩いても歩いても』で検索してやってくる方が多く、この映画名でググると当ブログが上位に来ます。いい映画ですし、書きたいことも書けてある記事なので嬉しいです。そろそろもう一回観てみようと思います。夏の終わりに観るには最適と言える映画のひとつでしょう。

香さん。
『ロード・オブ・ザ・リング』はその長さゆえに腰が引け、まだ観ていないのです。マニアを自称する方に対してあまり有用な感想は書けそうにないのですが、映画史的にも重要な作品と位置づけられているようで、観なくちゃとは思っております。三作とも観て感想を書くのは結構先になると思いますので、気長にお待ちください。
 

それでは、ブログの夏休み終了ということで、9月から更新を再開したいと思います。リクエストいただいたものと、自分のチョイスで観たものを織り交ぜながらの更新になりますので、ものによっては結構先になるかとも思いますが、忘れた頃に届く手紙という感じで、気長に待ってもらうといいかもしれません。このたびはどうもありがとうございました。もちろん今後も、コメントは24時間いつでも受け付けておりますので、お気軽にお寄せいただきたいと思います。
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 ご無沙汰しております。
 眠れぬ夜に入ってしまいまして、世迷い言をひとつ。
 八月中は忙しくてなかなか更新できずにいるのですが、それでも訪問してくれている方々、どうもありがとうございます。ご期待に添えずにいて申し訳ありません。
 さて、今日は皆様にひとつ、ささやかなお願い事がございます。
 
 それは何かというに、「コメントがほしいどー」ということであります。
 
 と言いますのも、こうしてものを書いてみるとわかるのですが、やっぱりそれに対する反応というかですね、ああ、読んでくれている方が確かにいるのだなあという、手ごたえのようなものがどうしてもほしくなるのであります。 

 しょせんは独り言でありますけれども、読んでくれている方の存在を感じると、その独り言にもそれなりの緊張感をもって臨めるし、簡単に言って「書く甲斐」があるわけです。

かといって毎度毎度、記事への感想なり映画の感想なりを書き込んでもらうわけにも参りません。そこで、ちょうど更新を休んでいるこの機会に、皆様のお声を聞かせてもらいたいと思うわけであります。

 皆様のお声などと言っても、別にあれこれとブログへの意見や感想を募りたいわけではありません。褒め言葉がほしいわけでもぜんぜんありません。ただ、「読んでいるぞー」「読みたいどー」という一言がほしいのです。それだけなのでございます。
 場合によっては、「べ、別に読みたいわけじゃないんだからね! そりゃ何日かに一回は来てるけど、それだってたまたまアクセスしちゃっただけなんだから!」的なツンデレ感溢れるコメントも大歓迎でございます。ただその場合は女性の方限定とさせていただきます。

「読んでるよー」「読みたいと思っているにょろー」という一言で、ぼくはとても救われるのであります。ネット社会の幸福な側面に触れられるのであります。

 そのとき、もしよろしければお薦めの映画などをひとつお教えいただければよりありがたいと思います。コメントに対するお礼と言ってはなんですが、その映画の感想を記事にしてアップしたいとも考えております(ツタヤで入手可能な流通度のものだと助かります)。ぼくが皆様にできることは映画の感想を書くことくらいしかありませんので、そのような形でお礼に代えさせていただきます。まあ、お礼と言いつつも、その作品を酷評することも十分に可能性としてあり得るのですが、その場合は「わかっていないな」と受け流していただいて結構であります。

どれくらい集まるものかわかりません。一つ二つしか来なかったらどうしよう、とびくびくしているのも確かであります。しかし、そのときはそのときです。今まで対話的試みはしてこなかったので、これはよい機会にできると思います。面倒なお願いですみません。「読むよー」の一言でもよろしいのです。コメントのお返しは更新再開時にまとめて差し上げたいと思います。八月末まで受け付けたいと思います。

 どうかよろしくお願いいたします。
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